『ななめの夕暮れ』をよんで

「ななめの夕暮れ」の書き出しは自分探しをする人間と、それを馬鹿にする人間に関するコメントです。最後の後書きもそれで締まる。

僕の中ではこの「自分探し」に関する言及が一番印象に残りました。

若林さんによると「自分探し」をする人間を馬鹿にするのは「自分がそれをしなくてもイイ人間だから」だそうです。確かになあ、と思います。

リアルが充実してるなら、何も考えなくて済むんなら、わざわざ自分探しなんてシンドイ事せんでイイんですよ。必要ないんです。

そんな人から見ると自分探しをやってる人間は変なヤツなんでしょうね。気取ったヤツなんやろなあと思います。

そう思うと、馬鹿にするのは仕方がないんですよ。

人間は、自分の当たり前が出来ない人を馬鹿にするんです。あたりまえのリア充はあたりまえの非リアが理解出来んのやろうなあ。

でも、僕もそうなる時があります。

「なんでそんな事ができねえんだよ!!」

と思う時があります。その人にとってはできなくて当たり前なのに。

うん。思うのはしゃあない。しゃあないけど、、、なんとかしたいよなあ。

 

若林さんはさぞや生きづらかったんだろうと思います。

自分が身を置いた環境の中で、みんなができることができなかったり、

みんなが気にしないことが気になったり。

しんどかっただろうなあ、と思います。

でも、そういう事と向き合い続けたから今の若林さんがいる。

そう思うと、勇気が湧いてきますね。

僕も周りができることができなくて「なんだかなあ」と思うことがたくさんあります。

とくに言葉ってやつが苦手で。受け取るのも発するのも苦手です。

「こんな自分がちゃんとやっていけるのかなあ」なんて思ったりもするんですが、

悩んで悩んで、生きてきた若林さんの今を見ると「なんとかなるかもなあ」なんて思えますね。

 

いろんな意味で、弱さばっかり目立つ自分だけど、頑張ろうと思いました。

 

今日もお疲れ様でした。

明日も頑張ろう。