『もものかんづめ』を読んでみて

今回はさくらももこさんのエッセイ
もものかんづめ』を読んだので、
感想を書いていこうと思います。

 

この本を一言で表すなら
さくらももこ
そんな本でした。

最初から最後まで
さくらももこ全開で
「これぞエッセイ」
みたいな本。

体験談自体はわりかし普通で
どれも聞いたことがあるような話
だけど、その体験に対する見方とか
表現とか、描いてる挿絵が
さくらももこ」でした。

個人的に印象に残っているのが
「金持ちの友達の話」

さくらももこさんの
友達の友達が
石油王の息子で、
そいつの庭には
ラクダが歩いているらしい
のだけれど。

ラクダの話を聞いたももこさんの感想が
「うちにはラクダがいなくてよかった」
これだけでももこさんを好きになれます

自分の感覚にすごく素直な感じがいい
僕は「自分に素直でいる」というのを
放棄してしまうことがよくあるので
見習いたいなあと思います。

 

 

あと、この本は構成も面白くて

・ももこさんの体験談
・体験談に関する補足
・土屋教授との対談

ていう構成になってます。

自分的には最後の対談がよかったです
ももこさんと教授の会話の中で
さくらももこ」という人間が
どんどん深掘りされるのがよかった。

どうせなら自分にも他人にも
まっすぐ素直でいたいですね。

 

お疲れ様でした。