『鏡の法則』を読んで

鏡の法則」とは言いえて妙ですね。
この本で説明されている原理原則を
そのまま真っ直ぐ一言に落とし込んだ
とても素敵な表現だなあ、と思います。

 

この本は
・小説パート
・解説パート
の二つから構成されていて
小説パートは鏡の法則
利用して悩みを解決した
女性の話。
解説パートでは鏡の法則
詳しい説明と活かし方が
書いてあります。

 

僕は小説パートが好きで
鏡の法則」をわかりやすく
表現してくれていると思います。

大まかなあらすじを説明すると

息子がいじめられていることに
悩む女性が夫の知り合いである
「矢口さん」に相談をして
矢口さんのアドバイスを受けながら
悩みを解決するという話。

そんな女性に矢口さんは
「あなたの息子さんが
 誰かから責められているのは
 あなたが誰かを責めているから
 じゃないですか?
 それをなんとかしましょう」
とアドバイスして
そのアドバイス通りに
人との向き合い方を変えることで
悩みが解決していきます。

この
「誰かを責めているから
 大切な人が責められる」
というのが鏡の法則

鏡の法則」とは
現実に起こることは
全て自分の心から起こるもの
だから現実=自分の心を移す鏡

という法則のことです

現実で起こる嬉しいことも
辛いことも、全て自分の心に
原因がある。

というのがこの本の主張です。

これだけだと突飛な主張に
思えるのですが、よく読むと
かなり納得できます。

心を変えると
行動が変わります。
行動が変わると
現実に起こることも
変わっていきます。

詳しいことは読んで欲しいのですが
小説の中で、女性は夫や父に対する
向き合い方を変えることで
現状が少し改善されるんです。

例えば「仕事で結果が出ない」
という悩み。

結果を出す努力をしているかな

例えば「友達ができない」
という悩み

本当に友達を作ろうとしているかな。

例えば「あの人と仲良くできない」
という悩み

仲良くするために何かしたかな?

仕事も友達も
行動には起こしているかな。

もし、答えがNOなら
本当に「欲しい」と思えていない
まずは結果を出そうと思うこと
友達を作ろうと思うこと。
そうすれば行動を起こせる。

だから「思う」から
始めないといけない。

答えがYESなら
やり方を変えればよろしい。
結果が出るまで。
やり続ければそれなりに
結果が出るはずだから。

 

仕事も人間関係も
向き合うのって難しい。
結果が出ないのは辛いなあ。
辛くて辛くて仕方ない。
「もう、どうせできない」って
思っちゃうよね。

でも多分、
できない方がもっと辛い
できた方が楽しい。

だからまずは
「やるぞ」って思うこと。
そしたら、やれんことは
そんなに多くない・・・はず。

 

でも向き合うのって辛いし、
本当にムズカシイことだから
「やらなくていい」と思うなら
一回逃げちゃうのもいいけどね。