僕が好きな映画

こんにちは。今回は好きな映画について話しましょう。みなさんは好きな映画ありますか??

僕は、、、結構難しいんですけど、友人に勧められて観た「ちひろさん」は良かったとおもいます。

あとは、洋画の「TAR」とか「グリーンブック」は面白かったですね。そんなに沢山見るわけじゃないので、レパートリーが全然無いんですが、、、

今回は「グリーンブック」にしましょう。

 

この映画は差別について描いた映画です。

1960年代が舞台の黒人のピアノ弾き「シャーリー」と白人の運転手兼用心棒「トニー」が一緒に南アメリカをツアーで回って、その中でいろんな差別に遭うって話。

普通に人種差別とか性的マイノリティについての映画なんですが、劇中での人種差別の描き方が面白いんですよ。

印象的なセリフがあって

「このレストランで黒人を入れないのは文化なんです。」

ってセリフです。当時の白人てめちゃくちゃ悪意を込めて有色人種を差別してたんじゃなくて、多分当時の白人にとっては差別とか見下す事が当たり前で「そこから外れるのがなんか気持ち悪い」くらいの認識やったんやろなあ、と思います。

主人公の黒人「シャーリー」は凄い人なんですよ。

映画の中で登場する白人はみんなシャーリーが弾くピアノに感動して拍手喝采するんです。丁寧な言葉遣いで主人公を接待して、めちゃくちゃ偉い人が頭を下げる。劇中色々あって主人公ペアが捕まってしまった時はルーズベルト大統領が警察に釈放を命じるくらい凄い人なんですよ。

やけどトイレは別やし、レストランにも入れへんし、楽屋は物置やし、接待で出てくる料理はフライドチキンなんです。

面白い描き方やなあと思いました。

 

主人公のトニーは凄く魅力的な人物でした。黒人への偏見は持ってるんですけどね。トニーのセリフで面白いのがあって。

「黒人といえばフライドチキンだろ?!なのに食った事無いのか?!もったいねえ。

は?それは差別だって??バカ言うな。俺はイタリアンだが、『イタリア人といえばピザだ』って言われてもきにしゃあしねえ。いいから食ってみろ。美味いから。」 

こういう純粋な偏見は相手を対等な人間だと思っていなければ出てこないと思います。

 

この映画を観てて思ったんは、偏見と差別って紙一重なんやろなって事です。超当たり前なんですけどね。偏見そのままなら大した事は無いけれど、悪意がこもったり、相手を不快にさせると差別に近いものになります。相手に対してなんか偏見持ってると、自分の行動に全部でます。言葉とか、善意でやった事にも出るんです。偏見を無くす努力はすべきやけども、偏見を完全に捨てるんは無理やから、相手に不快な思いをさせたら謝罪できる人間でありたいですね。

常に相手と対等に接せられる人間でいたいとおもいます。

 

書く事無くなったので、終わりましょう。

今日もお疲れ様でした。